貧血が起こるのは原因としては、
血液中の赤血球やヘモグロビンを生産するための栄養素の不足があります。
特に鉄分の不足が大きな要因になっています。
この鉄が不足すると鉄欠乏による貧血が引き起こされるのです。
特に鉄が不足しがちで貧血になりやすいのはまだ閉経していない女性や妊娠中の方です。
どちらも鉄分が不足しがちなので、普段から意識して摂取する必要があります。
鉄は摂取しても吸収されにくい
鉄分はせっかく摂取しても約8%しか体内に吸収されません。
なので、鉄分と一緒にビタミンやミネラルをとって吸収を促す必要があります。
鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2つ種類があります。
- ヘム鉄・・・肉や魚など動物性食品に多く含まれる。
- 非ヘム鉄・・・野菜など植物性食品に多く含まれる。
それぞれ特徴があるのですがヘム鉄に比べて非ヘム鉄は吸収率が低いので、
オレンジやグレープフルーツなどビタミンCを含むフルーツと一緒に摂ることで吸収率を高めるのがおすすめです。
鉄以外に貧血を防ぐ働きのある栄養素
ビタミンB12
ビタミンB12が不足すると血を作り出す働きがうまくいかなくなり、
赤血球の減少や異常なほど大きい赤血球ができてしまったりして悪性貧血になってしまいます。
この悪性貧血はビタミン12を補給すれば改善されることが分かっています。
葉酸
赤血球を作るために欠かせないビタミンで、
この葉酸が不足するとビタミンB12の不足の時と同じように悪性貧血になってしまいます。
妊娠中や授乳中の方は赤ちゃんの成長に葉酸が使われるため、お母さんがしっかりと摂取しておく必要があります。
葉酸が不足すると脳の神経細胞の成長に悪影響を及ぼすので、注意しなくてはいけません。